「一目千本」に息をのむ、日本一の桜の名所へ
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約3万本もの桜が咲き誇る、日本有数の桜の名所「吉野山」(当館から車で約60分)
修験道の聖地として、歴史と祈りや桜に込められた思いを受け継ぐ古社寺が多く点在しています。
吉野山では観桜は勿論ですが
門前町を歩いて、柿の葉寿司や吉野葛など、本場吉野の味に出会うのも楽しみの一つですよ。
こんなコースはいかがでしょうか?
①金峯山寺(きんぷせんじ)
日本古来の山岳信仰と仏教等が合わさった日本独自の宗教である修験道。
開祖の役行者(えんのぎょうじゃ)は、山中での修行を重ねることで蔵王権現(ざおうごんげん)を感得。その姿を山桜の木に刻み、この地にお祀りしたのが寺の始まりとされています。
本堂の蔵王堂には、憤怒の形相でこちらを見つめる秘仏の本尊、金剛蔵王権現像三体が祀られています。
蔵王堂に使用している木材は、
吉野山の杉、桧、松やツツジなどの自然木。金剛蔵王権現像三体。通常は秘仏ですが今年も観桜シーズンに合わせてご開帳されますので是非ご参拝を
②吉水神社(よしみずじんじゃ)
明治時代の神仏分離令により神社に改められましたが、もとは「吉水院」という格式高い修験宗の僧坊でした。
源義経が身を隠したことや、後醍醐天皇の南朝皇居であったことなど、歴史的な逸話が多く残ります。
境内からは「一目千本」と呼ばれる桜の絶景が楽しめ、豊臣秀吉がここを本陣に花見の宴を開いたことでも知られています。
③櫻本坊(さくらもとぼう)
吉野に逃れていた大海人皇子が、冬に桜が満開に咲く夢を見たと役行者の弟子に伝えたところ、「天皇の位につく吉夢」だと予言。翌年、大海人皇子は壬申の乱に勝利し天武天皇として即位。
夢で見た桜の下に寺を建立したのが櫻本坊です。
境内には大切に引き継がれてきた「夢見の桜」が、春になると美しい姿を見せます。
観桜や歴史ある寺社仏閣参拝の合間には地元の名物を味わってはいかがですか?
透明感がおいしさの指標、賞味期限10分の葛切りや
塩漬けした鯖を薄く切ってご飯にのせ、防腐効果のある柿の葉で包んだ昔から吉野に伝わる柿の葉寿司を是非召し上がれ♪